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進行性不正咬合

【読み】
しんこうせいふせいこうごう
【英語】
progressive malocclusion
【書籍】
やさしい症例から始められる 包括臨床に活かすMTM
【ページ】
39

キーワード解説

欠損などが放置されることにより進行していく不正咬合。歯周病由来の病的移動(二次性咬合性外傷)などにより急速に進行する。経過観察していると不正咬合が進行、重篤化していくケースで、1歯から全顎まである。咬合のバランスが悪くなってくると、圧力に負けて不正咬合が進行し、よく噛めるところを探して下顎が偏位する。外傷に気づかず無症状で進行していたり、歯周炎の増悪、顎関節症を併発していたりするが、いずれも治療が必須でMTMの適応症である例が多い。この矯正はまずレベリング(leveling)やアライメント(alignment)を行って、歯が整直するようにする。個性正常咬合の達成が目標である。