無菌法
- 【読み】
- むきんほう
- 【英語】
- sterilization and aseptic technique
- 【書籍】
- インプラント・口腔外科のための手術の基本と外科解剖
- 【ページ】
- 20
キーワード解説
手術を成功させるには、無菌法を守り、手術創の感染を防ぐだけでなく、患者から患者へ、あるいは医療従事者への感染も防止する必要がある。
無菌法には、医療器械、器具の滅菌、消毒、手術室などの施設清潔化、術者と医療従事者の清潔操作がある。医学では一般的に滅菌、あるいは消毒された状態を「清潔」と呼び、そうでない状態の部位ないし機械・器具を「不潔」と呼ぶ。手術を行う場合には、生体に傷を作るために、主として歯に傷をつける一般歯科治療に比べて感染の機会も多くなる。生体に損傷を与え、さらに異物であるインプラントの埋入までも行うのであれば、他からの感染を防ぐために厳重な清潔操作をしなければならない。そうでなければ、インプラント手術は失敗に終る。