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血清抗体価測定による歯周病診断システム

【読み】
けっせいこうたいかそくていによるししゅうびょうしんだんしすてむ
【英語】
diagnostic system for periodontal disease using serum antibody titer measurement
【ページ】
3

キーワード解説

血清抗体価測定による歯周病診断システムとは、患者の指先から採血し分離した微量な血液から歯周病細菌に対する「特異抗体」を検出・定量することによって、歯周病細菌の感染状態や歯周病の活動度(炎症の状態)を評価しようとするものである。血清学的検査によって科学的に歯周病の病態を評価し、自覚症状の乏しい歯周病患者を早期発見することで、国民の健康増進に寄与することを目的としている。測定法としては、まず指先から採血した血液から血漿を分離し、血漿のサンプルを検査会社(機関)に郵送する。検査会社(機関)で歯周病細菌に対するIgG抗体価を測定し、歯周病の活動度を評価後、各患者に歯周病検査の結果を通知する。一般開業医あるいは家庭においての歯周病診断の補助が実施可能となる。