プラットフォームスイッチング
- 【読み】
- ぷらっとふぉーむすいっちんぐ
- 【英語】
- platform switching
- 【書籍】
- QDT 2007年1月号
- 【ページ】
- 34
キーワード解説
プラットフォームスイッチングとは、インプラント体トップの直径よりも小径のアバットメントを使用し、インプラントネック部周囲の骨吸収を防ぐテクニックである。本用語はImplant Innovation Inc.(3i)の登録商標である(Platform Switching TM) 。プラットフォームスイッチングによる骨吸収抑制機序の仮説を以下に示す。(1)アバットメントがインプラント体トップ部の直径よりも1.0~2.0mm程度小さいため、インプラント体-アバットメント接合部が骨から水平的に遠ざかる、(2)インプラント体-アバットメント接合部に生じる炎症性結合組織の浸潤がインプラント体の上端に限定される、(3)炎症性結合組織の骨に対する垂直的な干渉が減少して骨吸収が抑制される。なお、この概念は “horizontal set-off”と呼ばれることもある。