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サブジンジバルカントゥア

【読み】
さぶじんじばるかんとぅあ
【英語】
subgingival contour
【書籍】
QDT 2007年1月号
【ページ】
22

キーワード解説

サブジンジバルカントゥアとは、元来、「歯肉溝内から歯肉縁までの歯肉縁下部の形態」を指す用語である。天然歯はもちろん、補綴分野において歯肉縁下に形成限界を設定した場合の歯肉縁下部の歯冠修復物の形態をも意味する。本用語と関連する用語にスープラジンジバルカントゥア(supra-gingival contour)があり、歯肉縁から歯冠の歯頚部1/3までを指す。また、これらのエリアの形態を総称した用語が、1977年にStein、桑田正博らによって提唱されたエマージェンスプロファイルである。なお、インプラント修復における当該部の本語の使用は議論の分かれるところであるが、GPT-8ではエマージェンスプロファイルの定義を「天然支台歯もしくはインプラントアバットメント上におけるクラウンの形態」としており、それに従えばインプラント修復における使用にも問題ないと考えられる。