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スキャロップインプラント

【読み】
すきゃろっぷいんぷらんと
【英語】
scalloped implant
【書籍】
PRD 2007年2号
【ページ】
10

キーワード解説

スキャロップインプラント(scalloped implant)は、天然歯のセメント-エナメル境を模倣することによって周囲骨を保存できるという仮説から発展した、前歯部に用いるインプラントである。このインプラントの最歯冠側は天然歯に類似したスキャロップ形状になっており、隣接面の骨、軟組織レベルの維持により、歯間乳頭の保存が期待される。
スキャロップインプラントについての研究は、多くが症例報告、ケースシリーズによるものである。埋入部位の軟組織、骨リモデリングや埋入深度がもたらす影響、他のインプラントデザインや荷重様式などに関して、さらなる研究が求められる。