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フラップレスインプラントサージェリー

【読み】
ふらっぷれすいんぷらんとさーじぇりー
【英語】
flapless implant surgery
【書籍】
PRD 2007年2号
【ページ】
26

キーワード解説

フラップレスインプラントサージェリー(flapless implant surgery)は、フラップの形成、すなわち歯肉弁の剥離を行わずにインプラントの埋入を行う術式である。ティッシュパンチでインプラント埋入部位の歯肉を除去する方法や、抜歯窩への即時埋入の場合に行われる。歯肉弁を剥離する従来の方法に比べ外科的侵襲は軽減され、手術時間の短縮、術後の疼痛や腫脹は減少される。また、隣在歯の辺縁歯肉や歯間乳頭の軟組織形態を保存できる。しかし、骨形態を直接確認することができないので、術前に正確な画像診断による十分な骨幅、骨の高さがあることを確認することが必須である。また、角化歯肉幅が十分に存在するのも必要である。