仮骨延長術
- 【読み】
- かこつえんちょうじゅつ
- 【英語】
- distraction osteogenesis
- 【ページ】
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キーワード解説
仮骨延長術(distraction osteogenesis)は骨の切離、牽引、固定といった一連の過程により、骨の成長をコントロールする方法である。20世紀半ばに整形外科医Ilizarovによって発展をみ、頭蓋顔面領域にも応用されるようになった。
歯科においては、唇顎口蓋裂による顎骨の発達異常や、外傷、腫瘍、歯周病による骨欠損、インプラント埋入部位の骨欠損に対し用いられている。骨の採取や移植を必要とせず、また骨の延長に伴い軟組織の増大が可能である。しかし延長装置装着部位の感染などのリスクを有する。