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早期の顎顔面整形治療

【読み】
そうきのがくがんめんせいけいちりょう
【英語】
facial orthopedic therapy at an early age
【書籍】
オルソドンティック コンセプト & ストラテジー
【ページ】
128

キーワード解説

少年期のClassIIdivision1不正咬合を対象に行った無作為臨床試験から、早期の顎顔面整形治療によりフェイシャルパターンが改善した後に固定式装置を行った治療の期間は、顎顔面整形治療を行わずに固定式装置から開始した治療の期間よりも短くなることが実証された。早期に顎顔面整形治療を応用する価値は、機能的状況が早期に改善されることにより、良好な安定した咬合が容易に得られることにある。しかしながら、治療終了の数年後には両者間に治療結果の差はまったく見られないことも事実であった。これは、しっかりとした咬頭嵌合位が得られれば、どんな治療であっても成長終了期にはよい結果が得られるということを示している。