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扁平上皮癌

【読み】
へんぺいじょうひがん
【英語】
squamous cell carcinoma
【書籍】
口腔がん検診 どうするの、どう診るの 早期発見・早期治療を目指して
【ページ】
33

キーワード解説

遺伝子変異した扁平上皮細胞が自立的かつ不可逆的に増殖するものを扁平上皮癌という。口腔に発生する扁平上皮癌は肉眼的所見により、内向型と外向型の2つに分けられる。内向型には膨隆型・潰瘍型・びらん型、外向型には肉芽型・白板型・乳頭型がある。病理組織学的には、上皮の構造に近い高分化型から中分化型・低分化型に分けられる。口腔に発生した扁平上皮癌の治療は、外科的な切除・外部照射や組織内照射などの放射線治療・抗癌剤による化学療法が行われるが、病理組織学的に低分化なものほど予後は悪い。