専門情報検索 お試し版

二次元マッピング法

【読み】
にじげんまっぴんぐほう
【書籍】
歯科衛生士 2007年6月号
【ページ】
39

キーワード解説

二次元マッピング法は、福岡大学の守山教授が開発したボトムアップ型の健康教育ツール。日常の保健行動が記述されたカードを作成し、それらをマッピングシートに配置していくもので、学習者が健康学習のプロセスにおいて俯瞰的に自分の生活を振り返ることで、「気づき」が芽生えるようにプログラムされている。
方法は、まずカードに書かれた行動を日常実施している頻度の多い順から少ない順へと水平に配列する。次にそれぞれのカードが自分にとって大切かどうかを考え、垂直方向に配列する。カードを子どもたち自身の判断で動かすことにより、主観的な情報が視覚的に整理されたマップができあがる。その後、マップをじっくり眺め気づいたことを記述欄に記入してもらい、他の人ともマップを見せ合いながら話し合ってもらう。さらに、話し合う対象の枠を広げながら対話を続けていく。