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スマイルライン

【読み】
すまいるらいん
【英語】
smile line
【書籍】
QDT2007年8月号
【ページ】
67

キーワード解説

微笑んだ時に見える上顎前歯の先端を結んだライン。審美修復で口唇と歯の関係を評価する際、スマイルラインが下唇のドライ-ウエットラインに沿っているのが、審美的に理想とされる。唇の高さや微笑時に歯肉が見える量は個々人で違い、大きく以下のように分類される。(1)ロースマイル(低位微笑):上顎歯冠の75%未満しか見えない、(2)アベレージスマイル(平均的微笑):上顎前歯が75~100%見える、(3)ハイスマイル(高位微笑):歯肉が過剰に見える。また、談笑時に3mm以上の歯肉が露出する場合は、ガミースマイルとよばれる。これらは性別・年齢・人種などにより一定の傾向があり、例えば男性にはロースマイル、女性にはハイスマイルが多くみられる。しかし、修復の際につねにアベレージスマイルを目標とすることがかならずしも最善とはかぎらない。患者の希望を理解したうえで処置をすることも肝要である。