専門情報検索 お試し版

ノリタケカタナシステム

【読み】
のりたけかたなしすてむ
【英語】
NORITAKE Dental CAD/CAM System
【書籍】
QDT2007年8月号
【ページ】
3

キーワード解説

ノリタケカタナシステム(以下、カタナ)は、CAD/CAMを使用し、歯冠修復用ジルコニアコーピング(フレーム)を製作するシステムの総称。ノリタケデンタルサプライ社(以下、ノリタケ)が発売、モリタ社が販売している。近年まで、ジルコニアを用いた補綴物製作の主流は単色(白色)のコーピング(フレーム)であり、これが色調再現の面で弱点であった。しかし、カタナは白色に加え、あらかじめカラーリングが施された8色の色付きジルコニアを用意しており、ノリタケのジルコニア専用築盛陶材「セラビアンZR」と組み合わせることで色調再現を容易にしている。2007年7月現在、日本における適応歯数は単冠~2歯欠損の6歯ブリッジまで。CAD/CAMの一切はカタナプロダクションセンターで行われる。そのためユーザーの初期投資は一切不要であり、支台歯形成された模型を同センターに送るだけでよい。