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歯科用カメラ

【読み】
しかようかめら
【英語】
dental camera
【書籍】
QDT別冊『若手歯科医師・技工士のためのシェードテイキング超入門』
【ページ】
70

キーワード解説

歯科用カメラは、主に患者の治療記録やシェードテイキング時の口腔内撮影を目的に使用される。本用語は臨床上便宜的に使用されており明確な定義はないが、マクロレンズ、接写用フラッシュ(リングフラッシュまたはツインフラッシュ)が装着された一眼レフカメラ(またはそれに相当する性能を有するカメラ)と考えてよい。その中には、あらかじめこれらが付属してあり、歯科用カメラと称して販売されているものもある。近年では、歯科用カメラもデジタルカメラが選択されることがほとんどで、その簡便性は著しく向上している。その反面、デジタル画像は映し出されるモニタによって色の見え方が異なり、複数間で正確な色の評価を行うには複雑なデジタルカラーマネージメントが必要であるなど使用目的によっては煩雑さも要する。また、レタッチソフト等を用いた画像の改変が容易に行えてしまうこともあり、歯科領域での使用に問題がないわけではない。