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ティッシュコンディショナー

【読み】
てぃっしゅこんでぃしょなー
【英語】
tissue conditioner
【書籍】
噛める入れ歯の調製法
【ページ】
98

キーワード解説

ティッシュコンディショナーは、ゲル化するが硬化しない材料である。よって長期間粘性体の性質を示しているはずである。しかし、現実はモノマーに含まれている可塑剤が使用している間に徐々に漏洩してしまうため、粘性体を維持できなくなって硬化してしまう。そのため可塑剤が漏洩する粘膜調整材を、ダイナミックインプレッション(動的印象)材として使用するには、硬化するまでが機能圧によって変化するので、使用する日数が大変問題になってくる。しかし、顎堤粘膜に傷や歪みが生じている場合の粘膜調整材として使用するには、長期間咬合圧によって動きを止めないよりは、ある程度の時間で粘膜調整材自身の動き量を少なくした方が傷を癒すという目的では適している。