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義歯床後縁部の破折

【読み】
ぎししょうこうえんぶのはせつ
【英語】
fracture of denturebase
【書籍】
噛める入れ歯の調製法
【ページ】
78

キーワード解説

修理部分をある程度削除しておく。金属部分にはメタルプライミングを行っておき、金属との接着が可能な即時重合レジンのメタファーストを内面に塗布しておく。破折線が入っただけ、または破折片がある場合には、その破折部分を即時重合レジンにより筆積み法で修理する。その際、口腔内に義歯を装着して、レジンを塗布したら咬合させて硬化を待つ。口腔内で保持しておいた方が、破折部がずれることが少ない。硬化後、通法にしたがって研磨する。
義歯床が破折して即時重合レジンを後から塗布して修理する場合には、塗布する部位を十分モノマーなどに浸してから、レジン泥になった即時重合レジンを塗布した方がよい。また一度破折した部位は破折しやすいので、強度を上げるためにグラスファイバーなどを使用することも必要である。