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口腔内写真

【読み】
こうくうないしゃしん
【英語】
intraoral photograph
【書籍】
「歯科衛生士」2007年9月号
【ページ】
27

キーワード解説

口腔内写真とは、診査診断の材料となる口腔内の変化を示す写真資料である。主な目的として、(1)診査診断での活用、(2)かかりつけ歯科医院として継続した変化を記録に残し管理する、(3)患者に写真を提示し、モチベーション向上を図る、といったことなどが挙げられる。ただしこれらの目的を満たすためには、つねに一定の条件を保ち、肉眼で見えるのと同じように撮影された、規格性のあるものでなければならない。口腔内写真撮影における規格の優先順位は、まず被写体の構図(同一サイズに配置)、そしてホワイトバランスやフォーカス(ピント)である。これらを考慮して撮影された口腔内写真は、口腔内の変化の正確な確認、患者のモチベーション向上などさまざまな場面で利点があるといえる。