ニューロパシー性疼痛
- 【読み】
- にゅーろぱしーせいとうつう
- 【英語】
- neuropathic pain
- 【書籍】
- 科学的根拠から学ぶインプラント外科学 偶発症編
- 【ページ】
- 125
キーワード解説
局所からの侵害刺激が長期に継続したことなどにより神経系に変化が生じ、原因となる刺激がなくなっても痛みが消失しない状態のこと。痛みの原因は、局所から離れ、痛みを伝えている神経系そのものが原因となっている。神経そのものの機能異常によることから、神経因性疼痛とも言われる。細菌感染や外傷、手術など組織損傷に継発する炎症によって生じる侵害性疼痛は急性痛であるが、ニューロパシー性疼痛は慢性痛である。歯科分野でよく知られるニューロパシー性疼痛としては、三叉神経痛やヘルペス後の疼痛、帯状疱疹後神経痛がある。