ルードヴィヒ・アンギナ
- 【読み】
- るーどヴぃひ・あんぎな
- 【英語】
- Ludwig’s angina
- 【書籍】
- 科学的根拠から学ぶインプラント外科学 偶発症編
- 【ページ】
- 75
キーワード解説
オトガイ隙、舌下隙、顎下隙が、両側性の感染をきたしたときに生じる蜂窩織炎のこと。この感染は、著明な腫脹を伴い、急速に隙の後方に波及して二次感染が生じてしまい、舌が後上方に移動し、開口障害、嚥下・呼吸困難などを引き起こす。気道閉塞が生じるきわめて危険な状態。通常、原因菌はレンサ球菌である。複数の積極的な切開・排膿および集中的な抗菌薬投与、そして気道の確保に留意する。専門機関における治療と管理が必要である。