院長のもつ経営者としての役割

【読み】

いんちょうのもつけいえいしゃとしてのやくわり

【書籍】

歯科医院経営実践マニュアル『院長もスタッフも生き活き！　小さな組織で大きな成果を生み出す実践ステップ』

【ページ】

56

キーワード解説

歯科医院経営における院長の役割は、歯科医師として医療を提供することと、経営者としてクリニックを永続発展させるべくマネジメントすることの二面性がある。経営者としての役割に限っていえば、“経営”と“管理”の二つの機能がある。ここでいう経営機能とは、クリニックを取り巻く経済的変化・社会的変化・技術的変化など、外部環境に対し創造的に対応して、クリニックの維持発展をはかることをいう。また、管理機能とは狭義のマネジメントのことで経営計画の策定や人材育成、業務プロセスの効率化といった、クリニック内部の運営をいう。院長には優れた洞察力によって経営目的や経営戦略を構想すると同時に、それを実現するための人材や組織の育成力が求められる。