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オーラルアンチエイジングドック

【読み】
おーらるあんちえいじんぐどっく
【英語】
oral anti-aging dock
【書籍】
the Quintessence 2007年10月号
【ページ】
182

キーワード解説

歯科口腔領域の機能年齢((1)咬合年齢、(2)歯周年齢、(3)のみこみ年齢、(4)唾液年齢、(5)歯年齢)をチェックするシステム。鶴見大学歯学部・斎藤一郎教授を中心に産学協同で研究開発された。(1)~(5)について検査・評価し、老化度が大きい場合、早期改善をめざす。(1)は咬合力計での測定値が指標。改善法は咀嚼指導,ガムなどによる咀嚼訓練。(2)は歯周ポケットの深さが指標。改善法は適正なブラッシング指導、歯間ブラシの推奨、定期的プラーク除去などの口腔ケア、禁煙など生活習慣の是正指導。(3)は30秒間の嚥下回数が指標。改善法は局所の嚥下トレーニング、全身運動など。(4)は唾液分泌量(安静時、ガム噛み時、サクソンテスト),カンジダ菌数が指標。改善法はドライマウスの予防指導・治療、鼻呼吸指導、睡眠時口閉じテープの使用、人工唾液、CoQ10入りガムなど局所療法や、生活習慣病治療薬の減量など。(5)は残存歯数が日本人の何歳平均に相当かが指標。改善法は口腔衛生指導など。