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ハイブリッドセラミックス

【読み】
はいぶりっどせらみっくす
【英語】
indirect composite resin
【書籍】
QDT2007年10月号
【ページ】
126

キーワード解説

ハイブリッドセラミックスは、基本的に硬質レジンと同様の組成であるが、超微粒子のセラミックフィラーを配合し、よりセラミックスに近づけたものである。組成は、80wt%以上の無機質フィラーを含んでおり、高密度フィラー充填型コンポジットレジンである。また、従来型硬質レジンと比較してセラミックフィラーが格段に高密度に充填されているため、一般的に従来のコンポジットレジンと比較して強度・耐摩耗性が向上したといわれている。ハイブリッドセラミックスは、インレー、アンレー、クラウン、ブリッジ、インプラント上部構造物あるいはコーヌスクローネ外冠などに幅広く臨床応用されている。日本で本用語は浸透しており、よく使用されるが、欧米で使用されることはほとんどない。英語ではindirect composite (resin)と称され、そのため日本でも「間接修復用コンポジットレジン」とも呼ばれている。