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早産・低体重児出産

【読み】
そうざん・ていたいじゅうじしゅっさん
【英語】
preterm low birth weight
【書籍】
the Quintessence 2007年11月号
【ページ】
135

キーワード解説

「早産」は妊娠24週以降37週未満の出産のことであり,「低体重児出産」は体重2,500g未満の出生児の出産のことである.早産児は低体重児であることが多いが,それは妊娠34週目頃に胎児の体重が2,500gに達するとされているためである.低体重児は,産後の医科的管理が必要となるうえ,成長過程ではさまざまな疾患に対するリスクが上昇する.そのため,早産・低体重児出産は産科領域で重要視されている.歯周病と早産・低体重児出産とのかかわりについての研究は,1996年にOffenbacherらが米国で報告したのに始まり,現在までに世界各国から様々な報告がされているが,明確な結論は出ていない.近年ではメカニズムの解明に関する研究もすすめられている.