総資本回転率
- 【読み】
- そうしほんかいてんりつ
- 【英語】
- total asset turnover
- 【書籍】
- 歯科医院経営実践マニュアルVol.12 歯科医のためのチョッとおしゃれな経営分析
- 【ページ】
- 70
キーワード解説
総資本回転率は、事業活動に投入された資本が1年間に何回活用されたかを表す指標で、資本がうまく活用されて、何倍の売上高を上げることができたかを示すもの。回転率が高いということは、少ない元手で大きな成果を上げていることであり、効率的な経営をしていることを意味する。回転率が思うように上がらない場合は、ムダな資本がないか、稼動していない資産がないか、不用品の売却ができないか、ムダな借入金はないかなどを検討する必要がある。たとえば売上高4,000万円、総資本(資産合計)2,000万円のA歯科医院の場合、総資本回転率は2回。売上高3,000万円、総資本1,000万円のB歯科医院の場合、総資本回転率は3回。この場合、後者のほうが効率的な経営をしているという見方ができる。