専門情報検索 お試し版

口蓋扁桃炎

【読み】
こうがいへんとうえん
【英語】
tonsillitis
【書籍】
歯科衛生士 2007年12月号
【ページ】
62

キーワード解説

口蓋扁桃炎とは、口蓋扁桃そのものの炎症をいう。細菌感染が主であるがウイルスが原因のこともあり、発赤、腫脹、膿瘍形成、ときに壊死組織が見られる。痛みが強く、食事や水だけでなく唾液さえも飲み込めなくなることもあり、そのような場合には、発熱もみられ倦怠感も出現し、全身状態が悪化する。扁桃炎の診断は、肉眼的に判断が可能。
 急性の口蓋扁桃炎は、消炎のために抗菌薬を用いるのが有効。慢性的に口蓋扁桃炎があり、それ自体に問題があるときや、体の他の部位に病巣感染がある場合には、耳鼻科で口蓋扁桃摘出術を行うことがある。