カリオグラム
- 【読み】
- かりおぐらむ
- 【英語】
- Cariogram
- 【書籍】
- 歯科衛生士別冊 う蝕・歯周病予防のためのリスクアセスメント＆コントロール
- 【ページ】
- 42
キーワード解説
カリオグラムとは、多因子疾患であるう蝕についてよりよく理解するために、スウェーデンで開発された患者教育用プログラムのことである。う蝕とそれに関連する因子（う蝕経験、全身関連疾患、食事内容、食事頻度・飲食回数、Mutans streptococciの数、フッ化物プログラム、唾液分泌速度、唾液緩衝能）の相互関係により、う蝕のリスク評価を円グラフにて表示する。診査によって得られた各因子のデータを入力することで、現状での「う蝕を避ける可能性」が、円グラフ内の緑色の領域で示される。本プログラムを利用することで、たとえば「飲食回数を改善することでどれだけ予防効果があるか？」といったシミュレーションが可能となり、予防戦略の妥当性の評価ならびに患者の予防行動のためのモチベーションに使用することが可能である。