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ターミナル・ヒンジアキシス

【読み】
たーみなる・ひんじあきしす
【英語】
terminal hinge axis
【書籍】
the Quintessence 2008年2月号
【ページ】
107

キーワード解説

McCollumは、顆路と調和した歯冠修復物を製作するためには、咬合器上で正確に下顎位を再現し、さらには下顎運動を忠実に再現することが必須であると考えた。そのため、上下顎歯列の正しい相対的な位置関係、つまり顎間関係を定めるための基準の位置が必要であるとした。そこで、その位置の導出を図ることを目的に、下顎頭を関節窩の最後壁に押し当て、下顎の開閉口時の純粋な回転運動(蝶番運動:ヒンジムーブメント)を出現させ、このときの回転軸を咬合器の回転軸に一致させることで咬合器上に生体における下顎の回転軸を再現できると考え、その回転軸をターミナル・ヒンジアキシスとした。