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外傷性咬合と咬合性外傷

【読み】
がいしょうせいこうごうとこうごうせいがいしょう
【英語】
traumatic occlusion and occlusal trauma
【書籍】
the Quintessence 2008年2月号
【ページ】
200

キーワード解説

外傷性咬合とは、歯周組織に外傷性変化(咬合性外傷)を起こしやすいような咬合の状態をいう。これは、高すぎる歯科補綴物や充填物などによることが多い。一方、咬合性外傷とは、生理範囲を超えた強い咬合力によって、あるいは歯周組織の機能や構造が損なわれた場合には、生理的範囲内の咬合力により、歯周組織、とくに歯根膜や歯槽骨が破壊されること。外傷性咬合は原因であり、咬合性外傷は症状【結果】であるが、両者の使い分けに統一性がないため、混同して用いられることがあるので、注意が必要である。