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シェードテイキング

【読み】
しぇーどていきんぐ
【英語】
shade taking
【書籍】
QDT 2008年2月号
【ページ】
11

キーワード解説

シェードテイキングとは、歯冠修復の際に術者が患者の歯とシェードタブの色とを比べる(比色する)行為をさす。その目的は、おもに歯冠修復物を患者の希望あるいは術者の意図する色に近づけることにある。これは通常は歯科医師により行われるが、歯科衛生士、さらには補綴物の製作者である歯科技工士自らが行う場合もある。また、そこで得られた情報は、技工指示書にシェードタブの番号が明記された形で歯科技工士に伝達されるか、比色時の状態を写真撮影しシェード画像(情報)として伝達される。そのため、本用語はこのような写真撮影までを含めた全体の行為をさすこともある。なお、同様の行為をGPT-8ではtooth color selection、日本歯科補綴学会ではshade selectionとされているが、日本では本用語もしくはシェードマッチングと呼ばれることが一般的である。