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セレクティブポリッシング

【読み】
せれくてぃぶぽりっしんぐ
【英語】
selective polishing
【書籍】
歯科衛生士 2008年2月号
【ページ】
65

キーワード解説

エナメル質表面に外因性の色素沈着が存在する場合のみに選択的に行われる研磨のこと。アメリカやカナダなどの口腔疾患予防先進国で行われている研磨業務には、セレクティブポリッシングと歯冠部全体に行うコロナルポリッシングの2種類がある。以前はコロナルポリッシングが主流だったが、10年ほど前からセレクティブポリッシングが歯科衛生士業務として義務づけられている。一般的には、色素沈着状態を確認し、研磨剤を使ってはいけない部位を明確にするための「事前アセスメント」と「研磨後の高濃度のフッ化物歯面塗布」を合わせて行う。研削剤が含有されている研磨剤よって必要以上に歯質を削り取ったり、充填・補綴物の破損を防ぐために推奨されている。