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内部接合型インプラントシステム

【読み】
ないぶせつごうがたいんぷらんとしすてむ
【英語】
internal hex implant system
【書籍】
歯科インプラント治療ガイドブック
【ページ】
23

キーワード解説

インプラント体とアバットメントの接合様式の違いにより、大きく外部接合型(external hex)と内部接合型(internal hex)に分類される。外部接合型はブローネマルクタイプに代表され、インプラント体のプラットフォームから飛び出した形で回転防止機構(hex)が存在し、そこにアバットメントが覆い被さる形で連結される。これに対し、内部接合型は、最近多くのシステムで取り入れられている回転防止機構で、プラットフォームからインプラント体内部に凹んだ形で存在するものである。2001~2006年にかけてHermann JSらは、外部接合型の場合、インプラント体とアバットメントとの連結部にマイクロギャップ(微小間隙)が存在することで、インプラント体頚部における生物学的幅径が壊され、骨吸収が起こると報告すると同時に、内部接合型はその欠点を補い、初期の骨吸収を抑えられると報告している。そのため、現在では多くのシステムにおいて取り入れられるようになった。