欠損補綴治療の選択
- 【読み】
- けっそんほてつちりょうのせんたく
- 【英語】
- making a decision on prosthodontic treatment for missing teeth
- 【書籍】
- 歯科インプラント治療ガイドブック
- 【ページ】
- 14,26
キーワード解説
歯の欠損に対する補綴治療の選択肢として、ブリッジ、義歯、歯科インプラント治療がある。当然ではあるが、歯科治療を行ううえでは、必ず患者に対して、どのような治療方法があり、個々の治療での利点や欠点、予後などについて説明し、患者の同意を得るというインフォームドコンセントを行うことが必要である。つまり、その治療方法は、施術者側の都合、すなわち施術者がこの治療法は「できる」から、「できない」からといった一方的な考えで決めつけるのではなく、患者側の立場で、最新の医療における情報をすべて提供して、インフォームドコンセントを得ることが求められる。すでに米国では、患者の同意を得てブリッジによる歯の欠損治療を行ったとしても、治療前に義歯、歯科インプラント治療の説明が十分になされていなければ施術者側の責任が問われ、患者から訴えられた場合は、多額の賠償金を支払わなくてはいけなくなっている。