医科用CT
- 【読み】
- いかようしーてぃー
- 【英語】
- Medical CT
- 【書籍】
- the Quintessence別冊 インプラント YEAR BOOK 2008
- 【ページ】
- 11
キーワード解説
おもにX線を利用して人体の横断面を撮影し、コンピュータを用いて処理することで画像を再構成する医療機器。近年では、歯科用コーンビームCTが登場したため「医科用」として区別されているが、通常は単に「CT(Computed Tomography)」と呼ばれる。また、X線管球と検出器が無限に連続回転できるので「ヘリカルCT、スパイラルCT」と呼ばれたり、検出器が多列である機種も多いために「マルチディテクターCT(MDCT)、マルチスライスCT(MSCT)」と呼ばれたりする。身体の二次元的な断層画像を得る装置としてハンスフィールドによって1960年代に開発されたが、任意の断面でカット(多断面再構成像、MPR像)できるようになり、近年では湾曲したMPR像やコンピュータの技術向上により、三次元画像(レンダリング画像)が活用されることも多い。