フッ化物の局所応用

【読み】

ふっかぶつのきょくしょおうよう

【英語】

topical application of fluoride

【書籍】

歯科衛生士　2008年３月号

【ページ】

23

キーワード解説

フッ化物の局所応用とは、フッ化物製剤を局所的に用いることであり、その製剤には、歯磨剤や洗口剤、歯面塗布剤などがある。わが国ではフッ化物錠剤や水道水フッ化物添加などの全身応用が導入されていないため、局所応用に用いられる製剤を組み合わせ活用することがう蝕予防において重要となる。２種類以上のフッ化物製剤の利用は、フッ化物の過剰摂取になることはなく、むしろ相乗効果をもたらす。ただしその際には、(1)プロフェッショナルケア、(2)ホームケア、(3)コミュニティケアといった応用の場を考え、またライフステージごとの加齢変化やリスクに応じて適切に組み合わせることが大切である。