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アクティブリスニング

【読み】
あくてぃぶりすにんぐ
【英語】
active listening
【書籍】
歯科医院経営実践マニュアル vol.16 心理セラピストが贈る魔法のコミュニケーション
【ページ】
68

キーワード解説

アクティブリスニングとは、積極的に傾聴すること。1940年に心理療法家のロジャースが、アクティブリスニングをベースにしたクライアント中心療法を確立した。ロジャースは患者さんをあえてクライアントという呼び方に変え、心理セラピストはあくまでクライアントの話を傾聴し、非指示的な姿勢をとることを提唱した。歯科医療におけるアクティブリスニングも同様で、まず患者さんの話に耳を傾け、患者さんの抱く不安や葛藤、ニーズや希望といった情報を正確に引き出し、効果的な治療計画に還元していくことが常に求められる。医療従事者は、ときに患者さんの心の傷みをやわらげる存在。それだけに、医療従事者側はアクティブリスニングの能力を高め、患者さんのいう痛み・不安・想い・苛立ちを理解する心の力を養っていかなくてはならない。