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スライス方向

【読み】
すらいすほうこう
【英語】
slice direction
【書籍】
the Quintessence 2008年4月号
【ページ】
192

キーワード解説

歯科用コーンビームCTによる画像診断の際,観察部位の断面を決める角度.三次元画像化された歯・歯槽骨を立体的にとらえやすいX-Y-Zウィンドウ表示で観察する場合,どの方向でスライスするかで各ウィンドウの見え方が異なる.観察部位を適切な「スライス方向」(角度)にスライスすることで,立体的にイメージしやすくなったり,より正確な距離・角度の計測が可能になる.
 通常は専用のビュアーソフトにより目的に応じて見やすい方向にスライスし,連続的に断層画像を動かして診断していく.しかし一部のアプリケーションソフト,印刷(プリントアウトしたもの)などの場合はスライス方向を変えることができないために,撮影依頼時に適切なスライス方向をあらかじめ指示することが重要.