専門情報検索 お試し版

DMF歯数

【読み】
でぃーえむえふしすう
【英語】
the number of DMF teeth
【書籍】
歯科衛生士2008年4月号
【ページ】
32

キーワード解説

DMFとは、永久歯列のう蝕経験の総量を知るために用いられる指標のことで、「D」(decayed teethの略)は未処置う蝕歯、「M」(missing teethの略)はう蝕が原因で抜去した歯、「F」(filled teethの略)はう蝕が原因で処置した歯を指す。ただし、30歳以上ではM歯に、う蝕以外の原因で抜去した歯を含めることがある。そして、この指標によって判定したそれぞれの歯の本数の合計をDMF歯数という。平成17年の歯科疾患実態調査(厚生労働省)によると、一人平均のD歯数はすべての年代で1歯前後であり、F歯は30歳台まで増加傾向を示す。また、M歯は30歳台より徐々に増加し、60歳台以降では増加のスピードが加速することが報告されている。
また、21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)では12歳の一人平均DMF歯数を2010年までに1歯以下にすることを目標にしている。