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グレーシーキュレット

【読み】
ぐれーしーきゅれっと
【英語】
Gracey curette
【書籍】
歯科衛生士臨床のためのQuint Study Club プロフェッショナルケア編(1) 新人歯科衛生士のためのペリオドンタルインスツルメンテーション
【ページ】
30

キーワード解説

グレーシーキュレットは、Dr. Clayton H. Graceyによって考案された歯周治療用器具のこと。多岐にわたる歯根の植立方向や解剖学的形態を考慮し、各歯根の形状(湾曲、離開度など)に合致するように、また歯根のセメント質や軟組織に損傷を与えないようにデザインされている。その結果、(1)キュレットの番号別に適用部位が決まっている (2)カッティングエッジが刃の片側のみについている (3)第一シャンクに対して70度の角度で刃がついている といった特徴がある。また、シャンクの長さ、刃の長さなどに改良をくわえ、一般的には非外科処置の限界といわれる6mmのポケットにも対応することをうたった器具もある(しかし、基本構造である上記(1)~(3)はすべてにおいて共通である)。