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診療エリアと受付エリアの区別

【読み】
しんりょうえりあとうけつけえりあのくべつ
【書籍】
歯科医院経営実践マニュアル『これで万全! 歯科医院の受付・事務マニュアル』
【ページ】
147

キーワード解説

歯科医院の受付が一般職域の受付と大きく違う点は、医療現場であること。診療エリアと受付エリアを区別して、業務を行わなければならないという点である。たとえば、診療補助についていた受付スタッフが、血のついたグローブを装着したまま、新患対応に応じたりするのは最悪の見本。歯科医院の受付はあくまでも医療現場であり、受付スタッフは診療エリアと受付エリアの区別を理解することがスタート。エリア別に業務内容の線引きがなされていない医院は、ときに患者さんに不快な思いをさせたり、院内感染予防の徹底ができなくなったりしかねない。患者さんに不快感を与えず、清潔な環境を維持するには、スタッフ全員がグローブ装着のままカルテを触らない、診療エリアの物を受付エリアに持ち込まない(逆もしかり)など、院内ルールを確立すべきである。