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反復唾液嚥下テスト

【読み】
はんぷくだえきえんげてすと
【英語】
repetitive saliva swallowing test (RSST)
【書籍】
歯科衛生士 2008年5月号
【ページ】
62

キーワード解説

反復唾液嚥下テスト(RSST)とは、嚥下障害を疑う場合に行う飲み込み機能の検査方法の1つである。舌骨と喉頭隆起に指の腹を当てて唾液の嚥下を促し、舌骨と喉頭隆起が指の腹を乗り越え下降する動作を1回として、30秒間の回数を数える。3回できれば正常とするが、舌骨が人差し指をしっかりと越えない場合は1回に数えない。また、指を当てた際の喉頭が挙上する動き方や力の強さ、スピード、挙上の距離なども感じることができ、多くの情報が得られる。口腔機能向上マニュアル(平成18年3月 厚生労働省)のアセスメントにおけるRSSTでは、1回め、2回めといった各回の出現時間(積算時間)の測定を推奨している。それによりわずかな変化や問題点も知ることができ評価に役立つ。