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多血小板血漿(PRP)

【読み】
たけっしょうばんけっしょう(ぴーあーるぴー)
【英語】
platelet-rich plasma(PRP)
【書籍】
口腔外科ハンドマニュアル’08
【ページ】
66

キーワード解説

多血小板血漿(PRP:platelet-rich plasma)は、血小板が濃縮された血漿である。患者から採取した自己血を、凝固防止剤の存在下で遠心分離して、比重の違いにより赤血球と白血球を排除し、血小板濃度の高い血漿を調整することにより得られる。血小板の濃度が正常血よりも3~5倍程度に濃縮されたものがPRPである。PRPを作成するための採血量や遠心分離の方法にはいくつかあるが、PRP分離専用の機械(SmartPrep○R、Harvest社製など)もある。50mL程度の試験管が装着可能な遠心分離機があれば専用器材がなくても調整可能である。