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顎顔面補綴

【読み】
がくがんめんほてつ
【英語】
maxillofacial prosthesis
【書籍】
口腔外科ハンドマニュアル’08
【ページ】
214

キーワード解説

顎顔面補綴とは、日本顎顔面補綴学会によると「腫瘍、外傷、炎症、先天奇形、などが原因で顔面または顎骨とその周囲に生じた欠損部を非観血的に、あるいは手術との併用により人工物で補填、修復し、失われた機能と形態の回復をはかること」と定義されている。また、口蓋裂などの鼻咽喉閉鎖不全患者に対し、呼吸や嚥下などの生理的な機能を傷害することなく正常言語を獲得するための補綴装置として用いられるスピーチエイドも顎補綴のひとつに含まれる。術後に装着する顎顔面補綴に対して高いレベルでの機能性および審美性の改善が求められ、患者の高いQOLの維持が要求される。