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咬頭嵌合位

【読み】
こうとうかんごうい
【英語】
maximum intercuspation
【書籍】
the Quintessence 2008年6月号
【ページ】
112

キーワード解説

上下顎歯列がもっとも多くの部位で接触し、安定した状態にあるときの顎位。顆頭位とはかかわりなく対合歯が完全に嵌合した状態(GPT-6)。同義語に、最大歯牙接触位、習慣性咬合位がある。顎関節や咀嚼筋に関係なく、歯の形態的な面から規定される咬合位であり、つぎのような機能的意義がある。(1)咀嚼終末位として、(2)習慣性開閉口運動の終末位として、(3)生理的な咬みしめ位として。顎口腔系を含む健常有歯顎者では、咬頭嵌合位は咀嚼終末位と習慣性開閉口運動の終末位(筋肉位)と同一で、このとき下顎頭は顆頭安定位に位置している。