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病巣感染

【読み】
びょうそうかんせん
【英語】
focal infection
【書籍】
the Quintessence 2008年6月号
【ページ】
212

キーワード解説

慢性炎症性疾患が原病巣となり、その疾患とは直接的な因果関係を認めにくい遠隔の臓器・組織に一定の器質的組織変化や機能的障害(二次疾患)が発生すること。原病因は、扁桃、歯科領域、泌尿器、副鼻腔などの慢性感染症であり、二次疾患としては、細菌性心内膜炎、リウマチ性疾患、糸球体腎炎などが挙げられる。近年、歯科領域では『ペリオドンタルメディシン』の概念の定着により、研究者・教育者のなかで多く語られるようになってきたキーワードである。