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LekholmとZarbの分類

【読み】
れっくほるむとざーぶのぶんるい
【英語】
Lekholm & Zarb classification
【書籍】
QDI 2008年4号
【ページ】
52

キーワード解説

Ulf LekholmとGeorge A. Zarbが1985年に発表した、インプラント計画立案の指標となる顎骨の形態および骨質の分類。彼らは顎骨の形態をA~E、骨質を1~4に分け、次のように提唱した。骨質の形態A:歯槽骨がほぼ残存している、B:歯槽骨に中等度の吸収が認められる、C:歯槽骨のほとんどが吸収している、D:顎骨の吸収が認められる、E:顎骨の著しい吸収が認められる。骨質1:ほとんどが皮質骨から成る、2:厚い皮質骨と密な海綿骨から成る、3:薄い皮質骨と密な海綿骨から成る、4:薄い皮質骨と疎な海綿骨から成る。これらの分類はもともと前歯部の顎骨について提唱されたものであったが、インプラント治療の適応症拡大、診査・診断技術の進歩などにより、現在では臼歯部を含め広く利用されるようになっている。