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歯石の探知

【読み】
しせきのたんち
【英語】
detection of calculus
【書籍】
「歯科衛生士」2008年10月号
【ページ】
15

キーワード解説

歯石の探知とは、エキスプローラー(探針)やプローブを用いて、歯肉縁上・縁下の歯石沈着の有無、沈着状況(歯石の硬さ・厚み・幅)、歯石の性状(砂状、棚状、塊状、板状、環状といった分布状況)を確認していくこと。
特に歯肉縁下歯石の探知は歯石を直視することなく行うため、あらかじめ歯根形態の解剖学的特徴を把握し、診査情報(口腔内写真、エックス線写真、プロービングチャート)から口腔内の状況と歯周病の病態を読み取ったうえで行われなくてはいけない。さらに器具操作の際は、良好な触感を得るために正しい把持方法を守り、挿入・適合・ストロークといった点に注意して行う必要がある。