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ラテラルポジションドフラップ

【読み】
らてらるぽじしょんどふらっぷ
【英語】
lateral positioned flap
【書籍】
4-Dコンセプトインプラントセラピー 審美治療のためのティッシュマネジメントのテクニックとタイミング
【ページ】
136

キーワード解説

上顎の多数歯欠損で効果的に頬側の軟組織を増大できるフラップテクニック。口蓋の歯肉は通常厚く、質が高いため、その歯肉組織をインプラントの唇側へ移動し、アバットメントを利用して固定する処置である。アバットメントがフラップの固定源となるため、角化歯肉のバンドを唇側に確実に固定できるメリットがある。デメリットは、内側から外側へフラップを移動することにより、フラップのサイズが近遠心的に不足しがちになる点である。また、口蓋側で開放創ができやすいが、唇側の治癒には大きく影響しないといわれている。