平均値咬合器
- 【読み】
- へいきんちこうごうき
- 【英語】
- mean value articulator
- 【書籍】
- QDTプラクティカルマニュアル 新装版初心者のための臨床的クラウンの製作法
- 【ページ】
- 74
キーワード解説
下顎運動要素である矢状顆路角、側方顆路角、バルックウィル角などを解剖学的平均値に固定された咬合器。調節性咬合器と比べて生体の下顎運動に対する対応性に劣るが、模型の歯周組織や残存歯の状況やファセットの状態、患者のバイトレコードなどを観察することや咬合に関する知識を活用すれば、この平均値咬合器でも、かなりの精度を得ることができる。臨床における一般的な症例には、機能的にも不自由なく対応でき、もっとも多く使用されている咬合器である。