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デンタルCT

【読み】
でんたるしーてぃー
【英語】
dental CT
【書籍】
デンタルCTで読み解く症例の真実 誤診回避のための3D画像診断
【ページ】
8

キーワード解説

歯科用に開発されたCT装置であり、コーンビームCT(CBCT)ともいう。このCTから得られる画像の利点は、(1) 歯(とくに歯根)形態の把握、(2) 隣接歯との位置関係の把握、(3) 解剖学的位置関係(とくに上顎洞や下顎管)の把握、(4) 三次元イメージの把握などで、硬組織描出に特化した装置であるため、軟組織の性状を見るのには限界があるが、形態は把握できる(上顎洞粘膜の肥厚など)。また、一般のCTと比べて金属のアーチファクトや被曝線量が少なく、設置スペースが狭くてもよいのが特長で、近年は一般開業医の設置台数も増えている。