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エナメル真珠

【読み】
えなめるしんじゅ
【英語】
enamel pearl
【書籍】
歯科衛生士 2008年11月号
【ページ】
48

キーワード解説

歯根の表面に出現する1~3mmの球状または楕円形の隆起。エナメルパール、エナメル滴とも呼ばれる。大きさにより、エナメル質のみのもの、象牙質の一部を有するもの、歯髄を含むものなどがある。癒合傾向の強い歯や根分岐部付近に多く出現し、下顎では舌面、上顎では隣接面にみられる場合が多い。上顎と下顎では、上顎の方が出現しやすい。発生率は、上顎・下顎ともに第三大臼歯がもっとも高く、上顎では8.2%、下顎では2.8%とされる。プロービングの際など、歯石と間違えやすいので、注意が必要である。